かもあおさ笑楽校
2019-8-24/25
加茂青砂 夏の哲学と音楽の集い
本イベントは終了いたしました。
多くのご来場に感謝申し上げます。
開催日時
2019年8月24/25日
場所
旧加茂青砂小学校
男鹿市戸賀加茂青砂字山道添38
イベントについて
5年前に閉校になった旧加茂青砂小学校には1台のピアノが、誰も弾かないまま、ポツネンと音楽室に残っています。このピアノにキスをしたら目覚めてくれないかな。
今回で4回目となる、男鹿半島で開く、内山節哲学塾に合わせて、ことしは、そのピアノを中心に、加茂青砂集落を「音楽のムラ」にしたいな、という思いで、イベントを開こうとしましたが、力及ばずでした。
賛同してくれ、加茂青砂小学校校歌をジャズバージョンに編曲してくれた人をはじめ、かかわってくださったみなさんをがっかりさせてしました。申し訳ありませんでした。
でも、この企画を実現したい、うん、いいね、一緒にやろうよ、という仲間がいてくれます。ありがたいです。なので、ことしは、プレイベントとしての2日間を企画しました。
8/24(土)
第4回 内山節哲学塾
初日の24日、哲学者内山節さんの講演会と意見交換
内山さんと一緒に、「この(窮屈な)時代をどこで、どんな思いで生きているか」を考え、自分の生き方を見つめ直すこと、のキャッチボールをしましょう。
10:00 受付開始
旧加茂青砂小学校体育館
10:15 オープニング挨拶
旧加茂青砂小学校体育館
10:30 内山さんの講演
旧加茂青砂小学校体育館
テーマは「私たちは今、どんな時代に、どこで暮らしているのか」
12:00 昼食
旧加茂青砂小学校体育館
弁当は事前に注文
13:00 意見交換会
旧加茂青砂小学校体育館
講演テーマに沿って質問者が直接内山さんと意見交換する(1人当たり15分が目安)。
これまで3人の申し込みがあるが、事前だけでなく、受付段階で「質問したい人」、講演後にも「質問したい人」に手を挙げてもらう(先着7人程度)
16:00 移動
ホテルきららかキャンプ場
宿泊者はホテルきららかへ。温泉入浴、散策など
17:00 懇親会
旧加茂青砂小学校
秋田市の「バーベキューを普及する会」が調理してくれる「正しいバーベキュー料理」を囲み、加茂青砂集落の住民と一緒の交流会。きららか宿泊者はホテルのバスで送迎する。
20:00 散会、自由
ホテルきららかキャンプ場
宿泊タイプは①朝食付きホテル泊まり②5人定員のバンガロー泊まり(翌日の朝食は自分で用意)③持参のテント泊まり(設置、撤去は自分で。翌日の朝食は自分で用意)―いずれも温泉には入れる。もしくは車中泊。
=== 料金ほか ===
a 初日の参加費 講演会2千円
b 弁当付 プラス1千円
c 夜の交流会付 プラス3千円
d 宿泊費付
① 朝食付きホテルは9600円/ひとり(ツインベットの部屋、4人部屋の和室、どちらも同じ料金)
② バンガローは1棟(5人定員で4000円、1人あたり800円)
③ テントは1張り1000円(何人でも可)
※日中、田井博之さんの「大阪タコ焼き」(有料)の出店あり。
8/25(日)
加茂青砂王国プレイベント
2日目の25日、打楽器のリズムに身を委ねて、踊りましょう。ぶるぶるぶるぶる、ハイハイハイハイ、そこでひねって、くねって、踊りましょう。
10:00 受付開始
旧加茂青砂小学校体育館
それぞれの朝食をすませて来ること
10:15 オープニング挨拶
旧加茂青砂小学校体育館
10:30 加茂青砂小学校校歌斉唱
旧加茂青砂小学校体育館
10:45 漁師の技体験と、ジャンベとスティールパンの音楽ライブ
旧加茂青砂小学校体育館
海岸で拾ってきた自分の好きな石を使って、ドアストッパーを作る。
右近くんのアフリカン打楽器のジャンベ、「ぱんだらけ」のスティールパンのコラボ
12:00 加茂青砂の幸昼食
旧加茂青砂小学校給食室、体育館
14:00 ダダダコ(男鹿半島の盆踊り)
旧加茂青砂小学校体育館
みんなで踊ってフィナーレ
=== 料金ほか ===
e 二日日の参加費 昼食付きで3千円
※日中、福島肉店のコロッケ、田井博之さんの「大阪タコ焼き」(有料)の出店あり。
参加のお申込みは、以下のA~Jの参加タイプをご選択の上、FAX(0185-37-2580)またはメールにてお願いします。
最果てピアノ哲学塾プレイベント実行委員長 土井敏秀
A 2,000円 講演会 [a]
B 3,000円 講演会(弁当付) [a+b]
C 6,000円 講演会(弁当付) 懇親会 [a+b+c]
D 15,600円 講演会(弁当付) 懇親会 宿泊(ホテル) [a+b+c+d①]
E 6,800円 講演会(弁当付) 懇親会 宿泊(バンガロー) [a+b+c+d②]
F 7,000円 講演会(弁当付) 懇親会 宿泊(テント) [a+b+c+d③]
G 3,000円 二日目の参加費 [e]
H 18,600円 講演会(弁当付) 懇親会、宿泊(ホテル) 二日目 [a+b+c+d①+e]
I 9,800円 講演会(弁当付) 懇親会、宿泊(バンガロー) 二日目 [a+b+c+d②+e]
J 10,000円 講演会(弁当付) 懇親会、宿泊(テント) 二日目 [a+b+c+d③+e]
※テント泊は利用料1,000円を人数割りになります。
内容紹介
インターネットが普及し、リモートワークでどこでも仕事ができるようになった。地方へ移住して田舎暮らしを楽しむ人もいる。本書は、実際に田舎暮らしを経験した元新聞記者の手記である。
著者が「海のそばで田舎暮らし」を夢見て、秋田県男鹿市の加茂青砂(かもあおさ)集落に移住したのは約20年前の1998年。まだ集落にはインターネットがなく、「移住促進」という言葉もない時代で、土地の人からは「未熟な変わり者」と思われていた。
著者は自給自足の生活をするため、海を見下ろせる場所に畑を借りる。農業は初めての経験で、野菜づくり入門の本を何冊も読み、畑を耕して種をまいた。ところが、ようやく芽を出した野菜や果物は、鳥や虫たちに食べられ、満足に収穫はできず。自然の厳しさは身をもって知ったけれど、畑仕事は楽しい!
地元の漁師に憧れ、著者は中古で舟を買った。まともに漁ができるようになる前に、大雨が降って海が荒れ、舟は無残にも高波にさらわれてしまう。舟の写真を撮りに行った自分も、濁流に飲まれ…。この土地に移住しなければ、絶対にできない体験!
この土地に馴染もうと懸命に生きる著者に、集落の人たちは「わがんねごとあったら、おれんとこさ来い。何でも教えてやる」と。自然との向き合い方、漁や畑作りなどの知恵を教えてもらって、著者は「少しずつ(集落の)仲間に入れてもらった」。
一方で、集落の少子高齢化が進んでいった。イベントなどを開き、集落の交流人口を増やしたいと思ってきた著者だったが、移り住んだ20年間で、集落の人口は200人から100人に半減…。2001年には小学校が閉校になり、お世話になった人たちは高齢に。集落の行事を行う人も減り、著者は「暮らしの文化を継ぐこととは?」と苦悩する。
そんな時、著者は「私が、私たちが家族で生きている限り、男鹿半島は消えない」という若い人たちに出会い、地域活性化へ向けて動き始める。